カンファーエルフ（2002年生、母カタリナラビット）

カンファーエルフ（2002年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋妖精」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロブライト（当時8歳）と交配したカタリナラビットが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月21日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

12月11日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったメジロトンキニーズにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3歳（2005年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

2月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月15日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月11日、中3週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモボヤージュをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したプリンセスグレースにクビ差届かず2着となった。

11月12日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の檜原湖特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（2006年）

9月10日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から28kg戻して迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

5歳（2007年）

6月24日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。