ダンツセンチュリー（1994年生、母ダイナバーディ）

ダンツセンチュリー（1994年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したダイナバーディが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地29戦3勝2着6回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の富良野特別(500万下)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

1月6日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したツキノゴロゾウを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月6日、約6か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のききょう賞ロ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったネイティヴランナーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月28日、連闘で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のドクターホーラーをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたリスペクトシチー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月15日、中3週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、タニノポリシーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた12戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（1998年）

10月3日、約10か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の檜原湖特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた15戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5歳（1999年）

1月5日、中3週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月14日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月20日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったシネマパラダイスに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた23戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた25戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたミナミノカービン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリックザブーツを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月26日、中4週で迎えた27戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエムチェーサーを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。