ヴェンティ（2005年生、母スターモイラ）

ヴェンティ（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風（ラテン語）」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時6歳）と交配したスターモイラが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地25戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の有明特別(500万下)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月5日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月22日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3歳（2008年）

1月27日、中4週で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

3月29日、中8週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた6戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマハーバリプラムに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

6月22日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月13日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4歳（2009年）

2月22日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

5月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。17頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7月12日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

7月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の有明特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアスターエンペラーを半馬身差し切って2勝目を獲得した。

8月22日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（7戦2勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の八幡特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月24日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の会津特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

5歳（2010年）

3月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（8戦2勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（9戦2勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた25戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阪神ドリームプレミアム（阪神芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。