デストゥリエーレ（2018年生、母サマールナ）

デストゥリエーレ（2018年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「駿馬(伊)。いち早くターフを駆け抜けてほしい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したサマールナが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C22。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

10月17日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月13日、中7週で迎えた2戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

3歳（2021年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月4日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの摩周湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月28日、中8週で迎えた8戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジーハーモニーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月2日、連闘で迎えた9戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた10戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインルミナスに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。