ローレンシーバード（1999年生、母シーバードパワー）

ローレンシーバード（1999年6月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のセキテイリュウオー（当時10歳）と交配したシーバードパワーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長沼幸一。戦績は、地方37戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のさそり座特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

竹山隆厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

1月11日、デビュー戦は宗形竹見騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗形竹見騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルスンクィーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宗形竹見騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったスーパーコタジに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宗形竹見騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったウインチーフに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月9日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宗形竹見騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宗形竹見騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦の3歳（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で宗形竹見騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月23日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひまわり特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で宗形竹見騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

11月19日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、嶋村彰直騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋村彰直騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋村彰直騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2003年）

2月4日、中5週で迎えた12戦目は、一般C2六七八（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋村彰直騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックサンダーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月3日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデ戦のひな祭り特別（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で嶋村彰直騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったパトリニアを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月22日、中6週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋村彰直騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1九十（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で嶋村彰直騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシルクシャムロックをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月10日、中3週で迎えた16戦目は、いて座特別（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で嶋村彰直騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ヘイセイゴメスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、さそり座特別（大井ダート1190m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で嶋村彰直騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンダーアクションを半馬身振り切って4勝目を収める

7月24日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で嶋村彰直騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月28日、中4週で迎えた19戦目は、一般B3四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で嶋村彰直騎手（10戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた20戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた22戦目は、カストル賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

5歳（2004年）

5月22日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、いるか座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた24戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、たて座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた27戦目は、盛夏特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた28戦目は、晩夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木啓之騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

6歳（2005年）

5月27日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木啓之騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月5日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた33戦目は、堀切特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定戦のペリドット特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

8月12日、連闘で迎えた35戦目は、神楽坂特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた36戦目は、浅草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（8戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた37戦目は、有明特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（9戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。