イツジョ（2014年生、母オウハ）

イツジョ（2014年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「逸材女子より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時9歳）と交配したオウハが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年のグレイトフルカップ(C2-4)。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

2月4日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

4月2日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

4月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

9月9日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のナチュラルキラーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた10戦目は、銀ぶろう寿司特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったキャノンプレートに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で迎えた12戦目は、じねんじょのすまし汁特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスマートアレスをハナ差振り切って優勝

12月23日、中4週で迎えた13戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のネオヴァヴェルに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2018年）

1月7日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したフットステップに3/4馬身届かず2着に敗北した。

1月27日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた16戦目は、ヒヤシンス賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したネオアルカディアにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、グレイトフルカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシラーグランツに1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。

4月21日、中2週で迎えた20戦目は、山吹草賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡村健司騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月2日、中1週で迎えた23戦目は、芒種賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡村健司騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村健司騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で岡村健司騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた26戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。