アイランドグリーン（2003年生、母アイランドポート）

アイランドグリーン（2003年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアイランドゴールド（当時7歳）と交配したアイランドポートが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）アイランドファーム。戦績は、地方31戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

斉藤敏厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

11月23日、デビュー戦は矢内博騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったモナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢内博騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢内博騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢内博騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢内博騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で矢内博騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で矢内博騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で矢内博騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（船橋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢内博騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエッセレに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢内博騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月28日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の夕顔特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で矢内博騎手（10戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のカンナ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で矢内博騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で矢内博騎手（12戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で矢内博騎手（13戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で矢内博騎手（14戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクラマササンバを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月27日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の蔦特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で矢内博騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2007年）

3月5日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で矢内博騎手（16戦2勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で矢内博騎手（17戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で矢内博騎手（18戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で矢内博騎手（19戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で矢内博騎手（20戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

6月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で矢内博騎手（21戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったコインドゴールドに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で矢内博騎手（22戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5歳（2008年）

7月21日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた25戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3三ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るタヤスココヒメを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2七アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6歳（2009年）

5月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3三ア（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。