ジェイドムーン（1993年生、母キャピタリゼイション）

ジェイドムーン（1993年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時6歳）と交配したキャピタリゼイションが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川忠久。戦績は、中央平地13戦1勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月28日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1700m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月21日、中6週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた8戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタニノオンステージを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

4歳（1997年）

1月19日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

3月9日、中6週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月19日、中5週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、山本育男騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本育男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本育男騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のメッセージをクビ差制して2勝目を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた17戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本育男騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のミナモトオペラに半馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本育男騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本育男騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシリカチャンピオンに1馬身の差をつけて優勝

11月11日、中3週で迎えた20戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本育男騎手（6戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、白菊賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本育男騎手（7戦3勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山本育男騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月16日、中0週で迎えた23戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で山本育男騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエルドラゴンから3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1998年）

4月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山本育男騎手（10戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた25戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は山本育男騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。