モエレスターレット（2007年生、母カトリア）

モエレスターレット（2007年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋若手女優」。毛色は青毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時10歳）と交配したカトリアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害3戦0勝、地方15戦2勝2着2回。2010年の’10桃花賞(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、中村和夫から「ホッカイドウ競馬トレーディングセールサラブレッド競走馬」に上場されたが主取りとなった。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月2日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月20日、中5週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サクラミリオンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ガレリアデラルーズに交わされて3馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のチエノワダッシュに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニヨドサンデーをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

11月4日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンの北海道えぞ松特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ3（門別ダート1800m 雪/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

3歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’10桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S3のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月17日、中4週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山藤賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた18戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた22戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた26戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中5週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

9月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。