ヤマニンマリーン（1988年生、母ヤマニンサムシング）

ヤマニンマリーン（1988年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時8歳）と交配したヤマニンサムシングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。戦績は、中央平地6戦2勝2着1回。1991年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)に勝利した他、1991年の忘れな草賞(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノクリスタルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中3週で迎えた2戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（京都芝2000m 曇/重）に出走。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツインヴォイスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のスカーレットブーケを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。20頭立ての5番人気で18番ゲートからスタート。競走中止となった。