ゴールドキリシマ（2004年生、母マルシンアモン）

ゴールドキリシマ（2004年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋地名（鹿児島県霧島市）」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時10歳）と交配したマルシンアモンが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回、地方1戦0勝。2006年の京都2歳ステークス(オープン)に勝利した他、2006年の中京2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、貞広賢治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、西村新一郎によって420万円で落札された。

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月25日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のディジュリドゥーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のローズプレステージに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月16日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3歳（2007年）

2月25日、中9週で迎えた6戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、リードを5馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

3月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

9月23日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の大原ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、伸びてきたクランエンブレム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトウカイルナをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

12月2日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

5歳（2009年）

6月6日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。