クレセントウイング（2020年生、母ウイングザムーン）

クレセントウイング（2020年2月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「音速を生み出す航空機の三日月状の翼。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したウイングザムーンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高昭牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ユニオンオーナーズクラブによって3,740万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

3歳（2023年）

2月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

3月12日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハルオーブを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスのノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

4歳（2024年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月2日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したソノママソノママを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西塚洸二騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2025年）

2月16日、中9週で迎えた14戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月19日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、4着に入った。

5月11日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月19日、中9週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

9月7日、中6週で迎えた18戦目は、舟山瑠泉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したブルーアイドガールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月25日、中6週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた20戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず17着に終わった。