ナスケンプレアデス（2010年生、母フジノバイオレット）

ナスケンプレアデス（2010年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の７人姉妹に由来するプレアデス星団より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時11歳）と交配したフジノバイオレットが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マルショウ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、マルショウ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、那須猛によって840万円で落札された。

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月8日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた2戦目は、増沢由貴子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では末脚が冴えず18着に終わった。

10月27日、中7週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

12月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

3歳（2013年）

3月3日、中9週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増沢由貴子騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

6月23日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月3日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢由貴子騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。