シゲルゴッドハンド（1999年生、母シゲルルション）

シゲルゴッドハンド（1999年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時16歳）と交配したシゲルルションが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地27戦4勝2着1回。2002年の若葉ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月26日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のミントフレーバーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

3月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のファストタテヤマをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

7月6日、中3週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月17日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4歳（2003年）

3月29日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月14日、中3週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に敗れた。

8月9日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のチェリーツートップに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

9月27日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヘヴンリーロマンスに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2004年）

10月16日、約12か月の休養明けで迎えた20戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月12日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のプロンタテヤマをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

6歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた25戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた26戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 小雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた27戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。