ニシノマンゲツ（1997年生、母デユプリシト）

ニシノマンゲツ（1997年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時9歳）と交配したデユプリシトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2001年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月25日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るグラールホーリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月16日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったサワノベルダーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあやめ賞（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月2日、連闘で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

4歳（2001年）

3月25日、約9か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のルビーフォンテンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた12戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の猪名川特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。