ミキノブシドウ（2012年生、母ウィッティシズム）

ミキノブシドウ（2012年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋武士道」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時10歳）と交配したウィッティシズムが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方32戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 雨/重）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月23日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

3歳（2015年）

1月4日、中5週で迎えた3戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた5戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた7戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた10戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったデルマチハヤに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月9日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で深見勇也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったデスドロップに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で深見勇也騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で深見勇也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のラブオリーブに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で深見勇也騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で深見勇也騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったユウクンをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

8月27日、連闘で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で深見勇也騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったゲットミーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた18戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は深見勇也騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で深見勇也騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキラメキオトメに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月7日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で深見勇也騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アマレッティに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で深見勇也騎手（10戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月28日、連闘で迎えた23戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で深見勇也騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた24戦目は、3歳戦の名古屋けいば応援記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で深見勇也騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた25戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で深見勇也騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ラウレアメモリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、連闘で迎えた26戦目は、浅見ユウコバースデーメモリアル（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で深見勇也騎手（14戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、アマレッティに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマリーズランに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた29戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピールダンジュをアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

4歳（2016年）

1月4日、中0週で迎えた30戦目は、千両特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた31戦目は、パンジー特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた32戦目は、若菜賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた33戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドボディに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月25日、中2週で迎えた34戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

3月9日、中1週で迎えた35戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月24日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた37戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月8日、連闘で迎えた38戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、リージュにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、サザンクロス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた40戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた41戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は加藤誓二騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。