モリアティチャーシ（2003年生、母トウシヨウサニー）

モリアティチャーシ（2003年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャーロック（当時11歳）と交配したトウシヨウサニーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は高田利雄。戦績は、地方27戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年のメープル賞(一般C1二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高田牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

川勝歩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2005年）

9月22日、デビュー戦は田中力騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は433kg。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したブラウンデアブロにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3歳（2006年）

1月10日、中3週で迎えた5戦目は、白田日出夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白田日出夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月5日、中6週で迎えた7戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で白田日出夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキタノスナイパーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたベオウルフ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るフェアーローマンを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の海風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた12戦目は、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたハヤツキハンター決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフジケンルビーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

8月25日、中1週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のナティービット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた16戦目は、メープル賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジェドバトラーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦4勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦4勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、最後はコスモカメリアと並んで3着同着となった。

12月7日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、マルチサドル特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（12戦4勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

4歳（2007年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初富士賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

1月12日、連闘で迎えた22戦目は、花信風特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（13戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月9日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の風波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（14戦4勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

5月21日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、エメラルド賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた25戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（15戦4勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月25日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、ハロウィーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。