ピースオブケイク（2007年生、母アジアンプリンセス）

ピースオブケイク（2007年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽勝」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時15歳）と交配したアジアンプリンセスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）ヒダカファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方9戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月16日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

1月31日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月10日、中9週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったプリンセスネージュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールインマークに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

4月3日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 雨/不良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

7月21日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ピーナッツ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、納涼特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の重陽特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1 C2（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ホワイトブーツに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月14日、中2週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた21戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた22戦目は、フロイデ特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。