スイートハープ（1984年生、母スイートロワール）

Sweet Harp

1984.02.20

スイートハープ（1984年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時8歳）と交配したスイートロワールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

佐々木亜良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

2月28日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、最後はスパニッシュロードと並んで3着同着となった。

3月28日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったスパニッシュロードに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったホッカイセレナードにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた5戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブルーチェスナットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた9戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、最後はフジホクトクインと並んで3着同着となった。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。