カロリーナチェリー（1993年生、母アルプミープリーズ）

カロリーナチェリー（1993年4月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したアルプミープリーズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方3戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

10月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ファンドリリョウマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったクレバーウーマンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

3歳（1996年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月13日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて最後はブラックウーマンと並んで7着同着となった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（1997年）

4月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスミノジョテイから1馬身半差の2着となった。

5月27日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。