ファンドリヒカリ（1998年生、母タイキサマーキッス）

ファンドリヒカリ（1998年6月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシャインフォーエヴァー（当時13歳）と交配したタイキサマーキッスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は酒井秀紀。戦績は、中央平地33戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、酒井静男から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、マギーファームによって315万円で落札された。2歳のとき、マギーファームから「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、水戸富雄によって640.5万円で落札された。

福島信晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったカシノメロディに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のマージナルグラマーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月3日、中3週で迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

3歳（2001年）

1月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた8戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた9戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳500万下のあずさ賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳500万下のやまもも賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月1日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、淀川特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた24戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず18着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月16日、連闘で迎えた28戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったターフエステートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

4月14日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた30戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた31戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた32戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月14日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。