フラッシュアーク（2019年生、母ジョリーダンス）

フラッシュアーク（2019年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部+2つの電極間で放電させること(アーク放電)より」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時12歳）と交配したジョリーダンスが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月17日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月27日、中6週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2022年）

3月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

5月7日、中8週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミスボニータにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイグッドバイを上がり4位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、オードゥメールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4歳（2023年）

2月4日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原優介騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、6着を確保した。

4月16日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの医王寺特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は原優介騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で原優介騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（7戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月20日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月20日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のアポロルタに1馬身半の差をつけて優勝

10月28日、中7週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5歳（2024年）

2月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの有田特別（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。