キシュウアゲイン（2004年生、母ランドローリエ）

キシュウアゲイン（2004年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋再び」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時12歳）と交配したランドローリエが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年のひだか鮭「銀聖」特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

1月21日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ラフィナールに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月21日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

9月29日、中4週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ジャングルバードに交わされて1馬身差の2着となった。

11月15日、中6週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のモエレカサブランカを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のラッシュアンドゴーを3/4馬身振り切って2勝目をゲットした。

4歳（2008年）

1月2日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のニューイヤー特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったオルビアにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月15日、中5週で迎えた16戦目は、ひだか鮭「銀聖」特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のヒカリワーネリーに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

3月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の南房総フラワーライン賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2009年）

2月9日、約11か月半の休養明けで迎えた18戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、霞草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の沈丁花特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。