アミュリオン（2016年生、母エーシンチェロキー）

アミュリオン（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「AmuseとMillionの組合せ。たくさん楽しませる」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したエーシンチェロキーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって702万円で落札された。

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアサクサアンデスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月4日、連闘で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

8月4日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

9月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2020年）

1月12日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

8月9日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

11月15日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

12月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5歳（2021年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたアベックフォルス決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したエクレルシーを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

2021年9月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。