ニホンピロカレン（1986年生、母マドモアゼルナムラ）

ニホンピロカレン（1986年4月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時21歳）と交配したマドモアゼルナムラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

9月9日、デビュー戦は岡潤一郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったファルペガサスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマリジョオーに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下の勿来特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。