トーセンイレイシャ（2000年生、母イレイシャ）

トーセンイレイシャ（2000年2月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名」。毛色は鹿毛。種牡馬のSilver Hawk（当時21歳）と交配したイレイシャが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地11戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月16日、中6週で迎えた3戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月5日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月1日、中7週で迎えた6戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインロマン特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマイクラリネットをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2004年）

7月3日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月25日、中7週で迎えた13戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。