クイーンセレニティ（2008年生、母プリンセスマリー）

クイーンセレニティ（2008年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「セレニティ女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時14歳）と交配したプリンセスマリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は畔高牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畔高牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、畔高牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって84万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月12日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた3戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 小雪/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月3日、中6週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のニュープロスパーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月15日、中0週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケメコに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の仙水峡特選（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したディアテイスティーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の七ツ釜特選（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦の青島特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の里帰りジョッキーズカップウエルカムカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた12戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の高千穂峡特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた13戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、長崎街道黒崎宿賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2012年）

2月12日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた15戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったハナノスティーブに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた18戦目は、端午特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したシゲルブチョウヅキを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた23戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた24戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

8月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた26戦目は、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた28戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。