オークルーム（2000年生、母クアドリフォリオ）

オークルーム（2000年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「樫の木の部屋」。毛色は青毛。種牡馬のペンタイア（当時8歳）と交配したクアドリフォリオが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地28戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年のエルコンドルパサーメモリアル(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルイェーガーに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3歳（2003年）

1月25日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月1日、連闘で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

3月22日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のラヴァリープローブを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

10月5日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスナークスズランにハナ差届かず2着に惜敗した。

12月13日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2004年）

1月25日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のタケホープメモリアル（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のエルコンドルパサーメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレディーシップをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

6月12日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月27日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり18着に敗れた。

5歳（2005年）

2月6日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月20日、中1週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に敗れた。

5月1日、中9週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた21戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

6歳（2006年）

5月13日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月30日、中7週で迎えた24戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五頭連峰特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村田一誠騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。