マイド（2020年生、母ニーレンベルギア）

マイド（2020年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「まいど。挨拶(関西の方言)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時14歳）と交配したニーレンベルギアが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2023年の大返し賞(一般C2一二三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月17日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、シルバースペードにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2023年）

8月26日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

2023年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月10日、中4週で馬体重を前走から28kg増やして迎えた5戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、大返し賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のモノノフイエローに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルタイムフライに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月14日、中4週で迎えた7戦目は、マンデリン賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモスミッチーに7馬身の差をつけてファンの支持に応えた。