ヴェッキオカズマ（2020年生、母フラワーファースト）

ヴェッキオカズマ（2020年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フィレンツェの地名+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したフラワーファーストが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2023年のマックル賞(一般C24)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、杵臼牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって880万円で落札された。

茶木太樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月5日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3歳（2023年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月6日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーアホウジョウを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月29日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、雪吊り特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコールマンに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

1月23日、中1週で迎えた10戦目は、冬将軍特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のアグネスプリンセスに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。