ゴールデンカラーズ（1993年生、母Winning Colors）

ゴールデンカラーズ（1993年4月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のMr. Prospector（当時23歳）と交配したWinning Colorsが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。1996年のクイーンカップ(牝G3)で2着に入った他、1996年のフローラステークス(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月4日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のストーミーサンディに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月3日、中3週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のストーミーサンディに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のホクトペンダントに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イブキパーシヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（1997年）

3月16日、約14か月の休み明けで迎えた6戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。