オリヴァー（1996年生、母リーディングエル）

オリヴァー（1996年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマコバクリーク（当時11歳）と交配したリーディングエルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方32戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年のアルデバラン特別(一般B3)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にてで一口馬主が募集された。

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

10月17日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（1999年）

2月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

6月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に敗れた。

10月9日、中5週で迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフサイチワールドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ナイスカップルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2000年）

1月9日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキラキラコメットから2馬身差の2着に敗北した。

1月28日、中2週で迎えた13戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハクチョウ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた14戦目は、三井健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダストリバーに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた15戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた16戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、幸の湖賞（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3 C1（宇都宮ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた19戦目は、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、西村秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月10日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた21戦目は、ジューンカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村秀幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村秀幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月17日、中7週で迎えた23戦目は、三坂博文騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた25戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1ロ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般C2ハ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤庄一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月29日、中9週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた28戦目は、殿田倫之騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

5歳（2001年）

4月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた29戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイシノメロディーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るケンランを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月19日、連闘で迎えた32戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた33戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた35戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は殿田倫之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレオトルネードに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月16日、中1週で迎えた36戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアーミローズ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は殿田倫之騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイシノメロディーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた38戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で殿田倫之騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で殿田倫之騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で殿田倫之騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で殿田倫之騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は殿田倫之騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。