ボンヌソワレ（2022年生、母ノッテビアンカ）

ボンヌソワレ（2022年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「良い夜を(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のレイデオロ（当時8歳）と交配したノッテビアンカが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2025年のフィリーズレビュー(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

6月23日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーケンサワーを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月16日、中4週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったエンブロイダリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3歳（2025年）

2月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキョウエイボニータ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月8日、中3週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月14日、中8週で迎えた8戦目は、M.M.ディー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイブニングタイドにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

7月5日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセイウンデセオを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

9月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。