カシマワカワシ（1997年生、母キュートナンバー）

カシマワカワシ（1997年6月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時13歳）と交配したキュートナンバーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）只野牧場。戦績は、中央平地22戦3勝。1999年の福島3歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

9月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンライズエースに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月21日、中3週で迎えた4戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

12月25日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のうぐいす賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

3月12日、中1週で迎えた9戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

7月16日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（7戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタガノテーストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

10月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の福島放送賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（10戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホワイトチェイサーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

12月10日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（11戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

4歳（2001年）

5月19日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の名古屋城ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高山太郎騎手（13戦2勝）。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高山太郎騎手（14戦2勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の弥彦特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で高山太郎騎手（15戦2勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

5歳（2002年）

3月31日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。