スコール（2009年生、母パルプンテ）

スコール（2009年3月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「乾杯（デンマーク語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時15歳）と交配したパルプンテが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方7戦1勝2着2回。2012年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月12日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3歳（2012年）

3月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

5月6日、中5週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた6戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

9月25日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニシノブンブンマルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B3（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコーラストウショウを3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた10戦目は、待望のJBCまで後1年特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3七（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイモジョウチュウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3八（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2013年）

10月13日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、おしゃれメッセ2013（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。