スマートエプソム（2000年生、母エイシンエンプレス）

スマートエプソム（2000年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「洗練された＋冠名（あか抜けた馬になるように）」。毛色は鹿毛。種牡馬のエアダブリン（当時9歳）と交配したエイシンエンプレスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は津澤与四夫。戦績は、中央平地13戦0勝、地方16戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、津沢与四夫から「北海道8月市場サラブレッド1歳」と「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、ビクトリーホースランチから「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって367.5万円で落札された。

エプソム愛馬会にてで一口馬主が募集された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2003年）

2月9日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

3月29日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤士津八騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤士津八騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

7月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤士津八騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤士津八騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加藤士津八騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい17着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

10月4日、中2週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい18着に敗れた。

11月30日、中7週で迎えた14戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で東真市騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた18戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた21戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた22戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルビンテージに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg絞って迎えた26戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川野幸治騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5歳（2005年）

1月8日、中1週で迎えた28戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。