ミスタータダヒロ（2000年生、母ハピネスママ）

ミスタータダヒロ（2000年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家族の名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時17歳）と交配したハピネスママが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大北牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大北牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、大北牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

諏訪富三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

9月7日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は522kg。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2003年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したユウワンプレストンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月8日、連闘で迎えた9戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したセイシンクルーズを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったジョウノナイヤガラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた11戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったカソクに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったシャコーサブマリンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中4週で迎えた13戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月17日、連闘で迎えた14戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタサンホマレオウに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、伸びてきたマイネルフルーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月1日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた18戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、中3週で迎えた19戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

5歳（2005年）

1月5日、約11か月半の休み明けで迎えた21戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月20日、中2週で迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた25戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、最後はフミノブルースカイと並んで4着同着となった。

4月30日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロトスプレンダーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

5月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したユウキアヴァンセを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエリモアスリートに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。