ツーエムルーイー（2020年生、母キャットガール）

ツーエムルーイー（2020年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+如意、思い通り(中国語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバゴ（当時19歳）と交配したキャットガールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石橋本牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、水谷昌晃によって451万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月13日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートアイを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月21日、中6週で迎えた3戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた5戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月1日、中7週で迎えた6戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

9月4日、中8週で迎えた7戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた8戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、テレトラックフェスタin山本賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた10戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、孫達へ贈るハイセは頑張った賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4歳（2024年）

3月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、アクアマリン特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた14戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、金魚草特別（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた15戦目は、初夏特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。