ノーザンヴィーナス（1995年生、母ダボナアンビション）

ノーザンヴィーナス（1995年2月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時24歳）と交配したダボナアンビションが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は合資会社明治牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

5月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったサイレントセイバーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、テンファイターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアペックスプライドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったグレイマスカラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月4日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラヴリーエブロスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月7日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（1999年）

5月15日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、6着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月18日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。