ムーンフライト（2011年生、母インターラプション）

ムーンフライト（2011年2月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「月旅行」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時8歳）と交配したインターラプションが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月16日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2014年）

2月8日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着に入った。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

8月27日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ツナグテにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエースヴィクトリアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーレインボーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、千鳥ヶ淵賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2015年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

1月17日、連闘で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

4月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた13戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた15戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

11月8日、中6週で迎えた16戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5歳（2016年）

5月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

6月26日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた20戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた21戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、北広島市市制20周年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、石狩鍋記念日特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた24戦目は、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた25戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、ノヴェリスト・プレミアム（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、冬桜特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。