カナハラスズラン（2001年生、母フォーティース）

カナハラスズラン（2001年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋鈴蘭」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のザグレブ（当時8歳）と交配したフォーティースが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の一般C4ニ。

経歴

デビュー前

山田要一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

6月27日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた5戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C4ニ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアワフレンドシップに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、一般C3イ C4イ（宇都宮ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で早川順一騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた7戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で早川順一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

4歳（2005年）

3月6日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。