ウィルソンウェイ（2021年生、母プリムローズレーン）

ウィルソンウェイ（2021年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリスに存在する通りの名前。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時8歳）と交配したプリムローズレーンが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。2024年の笠松プリンシパルカップで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤崇史厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月2日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた4戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた6戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

3歳（2024年）

1月28日、中9週で迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月12日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡遼太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの笠松プリンシパルカップ（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若緑特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、チェイスザウィンドに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

加藤幸保厩舎（笠松）へ入厩。

5月9日、デビュー戦は塚本征吾騎手を鞍上に据えて、3歳オープンの新緑賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての大外10番ゲートからスタート。競走除外となった。

5月24日、中4週で迎えた12戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楽市楽座特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のミノコクシュタルクに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのぎふ清流カップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の夏空特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンセットカラーに約12馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンのブルームカップ（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の蛍火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクロームノワールに2馬身の差をつけて3勝目を収める