デンコウウインディ（2007年生、母ツリー）

デンコウウインディ（2007年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋キャラクター名」。毛色は芦毛。種牡馬のロージズインメイ（当時7歳）と交配したツリーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場を作れず17着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中7週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したテイエムウミユキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピアノボレロをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島信二騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4歳（2011年）

7月10日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から36kg戻して迎えた11戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の一乗寺特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見所を作れず18着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大下智騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

10月15日、連闘で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。