ライバーバード（2014年生、母Broadway Lullaby）

ライバーバード（2014年4月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「イギリス、リバプール街のシンボルになっている伝説の鳥」。毛色は芦毛。種牡馬のザファクター（当時6歳）と交配したBroadway Lullabyが8歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

11月26日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3歳（2017年）

2月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月2日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバトルサンバにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、中3週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい8着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた6戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

9月30日、中9週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のヘルデンレーベンをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中8週で迎えた9戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、5着に終わった。

4歳（2018年）

1月14日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったデピュティプライムにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたメンデンホール決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月17日、中2週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したマッジョネラを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて先頭に立ち、最後は2着のタイガーヴォーグをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

5歳（2019年）

1月6日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

3月3日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた17戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の精神でバテずに粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のケイアイマリブをハナ差振り切って雨中の大激戦を制した。

10月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月22日、中8週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスのクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1200m 外回り雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた23戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた24戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたカルリーノ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

9月6日、中5週で迎えた26戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

10月3日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月13日、中9週で迎えた28戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7歳（2021年）

1月9日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

2月7日、中3週で迎えた30戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラスの千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るジャスパージャックを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

7月18日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8歳（2022年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5月9日、中5週で迎えた40戦目は、日本橋賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた41戦目は、’22メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた42戦目は、ジュライ賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた43戦目は、オーガスト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。