ファンドリウイナー（1996年生、母ビーマイフアイア）

ファンドリウイナー（1996年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時16歳）と交配したビーマイフアイアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地19戦2勝。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、永田克之から「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、水戸富雄によって1,638万円で落札された。

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

10月16日、デビュー戦は内田浩一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のユーワバーニングに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月21日、中2週で迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4歳（2000年）

1月5日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず最後はブルームフォンテンと並んで7着同着となった。

3月12日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るタマモゴーサインを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

4月2日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2001年）

3月4日、約11か月の休養明けで迎えた12戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた13戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の気仙沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。