アーバンテースト（2006年生、母アクアサンライズ）

アーバンテースト（2006年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「都会の味」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時10歳）と交配したアクアサンライズが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は田辺静一。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、コスモユウコリンに半馬身交わされて2着となった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクールドライブからクビ差の2着に甘んじた。

9月6日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月1日、中7週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマルセイユシチーを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

11月24日、中2週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

3歳（2009年）

2月8日、中7週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、6着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

5月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月22日、中8週で迎えた12戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。18着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、6着を確保した。

10月24日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。