ベストロープ（1999年生、母タニノビクトリア）

ベストロープ（1999年5月20日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーウェル（当時7歳）と交配したタニノビクトリアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）門別牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方13戦6勝2着1回。2002年の肥後菊賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月21日、デビュー戦は小林久晃騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた6戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3歳（2002年）

1月20日、中3週で迎えた7戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた8戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

3月25日、中6週で迎えた9戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリアルヒットに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、田中隆仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（荒尾ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のタンポポムスメに4馬身の差をつけて優勝

4月27日、中0週で迎えた11戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスカッシュに2馬身半の差をつけて優勝

5月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノエレメントに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月18日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のピアメロディに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦のラベンダー賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦のシーサイドカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた18戦目は、3歳（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中隆仁騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のピアメロディをクビ差制して6勝目を手に入れた。

10月9日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の肥後菊賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中隆仁騎手（7戦4勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月27日、中2週で迎えた20戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったタカキスターから1馬身差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中隆仁騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2003年）

1月25日、中9週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた22戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた23戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた24戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月16日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。