トーセンガイア（2006年生、母イレイシャ）

トーセンガイア（2006年2月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したイレイシャが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方15戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年のサッポロ生粋賞(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

3歳（2009年）

1月25日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

11月21日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクラウドシンガーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月12日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タケショウナムジに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタニオブデピュティを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2010年）

1月2日、連闘で迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のピーチショコラに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月9日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュンノブルボンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

5月5日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、サッポロ生粋賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウォーターショットを半馬身差し切って3勝目をマークした。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったドリームディザイアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中4週で迎えた12戦目は、アポイ岳賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた14戦目は、日高こだわりうまいもの市賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた17戦目は、ホテル四季の風賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3-1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。