ワンダーボンバード（1990年生、母ブーゲンメリヤ）

ワンダーボンバード（1990年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルグロリー（当時8歳）と交配したブーゲンメリヤが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地18戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

1月30日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったゼウスシンボリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月6日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた4戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた5戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったタヤスメイジンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月4日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタイセイリードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で原田聖二騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（1994年）

2月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は田島信行騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた17戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタマモシーザーに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。