マルターズダコダ（2004年生、母ジュライファースト）

マルターズダコダ（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋愛犬名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマルターズライオン（当時7歳）と交配したジュライファーストが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上雅規。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方11戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月17日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず16着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

2月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月18日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったフサイチリニモにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

6月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた13戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

10月2日、中7週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイウンオウジに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月1日、中3週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた17戦目は、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のポインセチア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2008年）

6月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、サンワードソングに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したベニッシモイモンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のセンノダンサーズをクビ差振り切って制した。

7月31日、中2週で迎えた22戦目は、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた23戦目は、はづき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた24戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2009年）

9月18日、約12か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般C3一二（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。